●1994/10 ユーノスロードスターVスペシャル ボディーコーティング(テクニカルグラスコートUプラスダイヤ テクニカルディテールLevelD&内側の洗浄+グレイジングコート&部品脱着+新品部品持ち込み交換)ホイールクリーニング&コート、ウインドウポリッシュ&コート、デントリペア複数、タッチアップペイントソリッドブラックVスペシャルの2週間お預かりして進めていたボディーのフルリフレッシュがようやく完成いたしました!!
ここまでの様子はこれまでの記事をご覧くださいね・・・
この記事ではボディーの磨きからコーティングまでをご紹介させていただきます。
その前にそもそも私自身は自分の趣味はすべて自分自身で行うのが鉄則だと思っています。
ただどうしてもプロの手を借りたいと思う或いはプロの手が必要と思う部分はあるわけで
ご自身の趣味を楽しくするためにはその深い部分に理解を示し積極的に正しい知識を身に着けて頂きたいと思います。
ですので私にとっての師匠は、それらを自分自身でより深くより正しく実現されてるオーナさん自身だと思っています。
なぜならそれは時間を費用換算して頂いている我々よりも制限のない領域で正しい知識とアイデアで限りなく突き詰めてる結果(作品)には到底かなわないからです。
趣味を楽しむ形は色々ありますが当店をご利用頂けたことに感謝いたします。この経験は今後に生きますし私自身の趣味にも生きていきますので(笑
それではフルリフレッシュ完成編をご覧下さいませ

ホイールはBBS15インチです。表は綺麗ですが裏はこんな感じです。これ以上は普通の洗剤では落とすのは厳しいので強力な洗剤を使って落とします。

この後表裏共に専用のグラスコートを施工して完成です。
窓ガラスです手入れされてキチンと撥水してますが・・・

カウルトップのキワの部分はスケールが蓄積しています。今回カウルトップも新品交換されますので取り外して磨き取り新たな撥水加工をさせて頂いてます。

カウルトップの新品を装着した状態です。ボディーも磨いてコーティングされてる状態です。

新品部品の装着を同時に行う上で磨きとセットで行いたくなるのはこんなところですね!


エンブレム周りのスケール除去とその周りのスクラッチ(洗車傷等)の磨き除去です!!

ボディーが蘇る、塗装が輝く、オーナメントは新品・・・ここに笑顔が出る人はほぼ変態です。


まだ使えそうなユーノスマーク惜しげもなく交換します。

この絵面に癒しを求めるからです・・・・普通じゃあだめ・・・因みにこの作業をするためにバンパーを脱着する必要があるわけで・・・ならばばらしたついでに出来ることは全部やろうと・・・それが前回バンパーを外して中身をリフレッシュすることに至ったわけです、フロントバンパーの中身も綺麗にリフレッシュそしてリテーナー、ファスナー、ボルト、ナットそしてインテークカバー、アンダーカバー全部新品に
・・・・・変態でしょオーナーさんそれを請け負う私も変態です。


ユーノスロードスターで私が一番気に入ってる部分です。

実用的にはもっと機能的な今のドアハンドルが良いのでしょうがボディーラインを損なわれないこの形は美しいし何より磨きやすいですから美観を保ちやすいです。
確かアルファスパイダーがこの形を採用してましたよね・・・もう過去のデザインなんでしょうか?

ドアを開けるとき指一本で開ける・・・・それそのものが便利なものでもなくその行為はわざわざ指をその穴目指して入れて開けるのになぜかワクワクする
決してクオリティーの高い部品ではないのですがその動作は非日常の始まりを演出してますよね!!
さああてそれでは27年もの期間オリジナルカラーを保ってる塗装の磨き&コーティングですよ・・・
見て見ましょう

汚れを落とし撥水ケミカルを除去したすっぴんです。
鉄粉除去しましたのでその時入る擦り傷は新たに付いた状態です。
ボディーカラーはソリッドのブラック、クリアーが塗ってない純粋なブラックカラー1色です。
現代の車はブラックでもその上の層(トップカラー)は透明なクリアーカラーで保護されています。
クリアーカラーの無いソリッド色は表面から徐々に劣化していきますので定期的にワックスクリーナー或いは研磨剤で磨いて艶を取り戻すと言いうのがこの年代の塗装のあたりまえです。
それを27年間綺麗だねと言われるくらい残ってるって言うのはある意味ラッキーですよしかも全パネルですからね!!
もう少し拡大して見て見ましょう

さすがに上を向いている塗装面はピンホール状にクレーター化しています。
塗装には膜厚が限らていますのでどこまで回復させるのか悩ましい所ですがオリジナルカラーは美観と維持のバランスが大事です。この車両のリフレッシュの部分でも最大の難所です。
塗装を塗り替える選択は今はあり得ない・・・バランスが一気に崩れて価値観が失われます。
クレーター状のブツが無くなっても塗装が無くなってしまうのも残念ですしただコーティングしてもブツがそのままだとここまでのリフレッシュは意味が無くなります。
・・・・そこを考え想像しながら仕上げました。

3000番相当のバフレックスペーパーで削ります。
よく〇〇ミクロン磨きましたなんて記事を見ることありますがそんな均一に〇〇ミクロンなんて均一に磨ける手法があるならぜひ聞いてみたい・・・あれは嘘ですそんな神業出来るわけないというのが今の私の考えです。私に今できるのは塗装の状態を見極め自分の中でバランスを考え攻めと妥協のせめぎあいの中で完成させます・・・それが良いのかどうか結論は無いですよ・・・
ここまで攻めました・・・・少し残ってます・・・いや少し残してます。

全体はこんな感じ

コーティングの効果として、綺麗にはなった塗装ですが削られて磨かれた分弱ってます・・・
そこを硬化型で浸透タイプのコーティング剤で補充、補強するって感じです。
今回は補強した上に膜厚タイプのダイヤモンドコートをトップコートして快適にお手入れをして頂けるよう施工させて頂きました。
コーティング後は適切なケアーを続けて頂くことでメンテナンス時に深く磨かなくて済むようにしていただければと塗装は思ってるはず。
もちろん・・・

ワイパーノズルは取り外して・・・

再利用するのではなく新品を
トランクはボンネットほど劣化していませんので

ペーパーで削ることなく磨きのみで仕上げてコーティングしました

他にも部品を外して磨き&コーティングを行っていますので仕上がりは良いかと・・・
ではでは・・・・完成品をご覧下さいませ!!

ボンネット裏はグレイジングコート

ここで流しそうめんは如何ですか(笑

開けた瞬間から命が宿ります。

マッドガードは新品に塗装して装着もちろんコーティングも・・・洗車は日頃から裏側も快適に出来るよう仕上げてます。

タイヤハウスもたまにはホイールを外して洗車するのもいいかも・・・変態ならできる(笑

キーシリンダーに鍵を刺すときは慎重にならざるを得ないよう仕上げています。

この景色最高です。因みに幌交換はこの後行われるとの事(今回は未施工です)

ただ単にラジオのアンテナ・・・この形が私も好みですね!!

何処から見ても絵になる形・・・私もオーナーだからかな?

私もオーナーなのでかなりひいき目であることは間違いないですが・・・同じオーナーの方は同じ様に感じてますよね・・・・ユーノスオーナー以外の方、記事が濃くなるのは許してくださいね!


このお尻が見たくてツーリングしてるようなものです。




ユーノスが好きすぎて一緒に寝てる人もいるとか・・・私はそこまで変態ではありませんが(笑




天気も良く土曜日お引渡し完了です・・・・2週間もの間お代を頂いた上に私の所有物にさせて頂きありがとうございました。私にとってはお別れです・・・少し寂しいロドレスです。

黒Vスぺシャルのフルリフレッシュ 完成・・・そしてまだ続く・・・オーナー様の下で・・・